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デュアルディスプレイの導入で仕事効率をアップ!

 

 仕事の効率を大幅に向上させるための一つの方法、デュアルディスプレイの導入について書きたいと思います。

 

なぜデュアルディスプレイなのか?

 デュアルディスプレイとは、文字通り2つのモニターを使用することを指します。一つのモニターで作業を行い、もう一つのモニターで情報を確認することができます。これにより、作業効率が大幅に向上します。

 具体的なメリットは次のようなものです。

 

1. マルチタスクの効率化

 デュアルディスプレイを使用すると、複数のアプリケーションを同時に開いて作業することが容易になります。例えば、一方の画面で文書を作成しながら、もう一方の画面で必要な情報を検索したり、メールをチェックしたりすることができます。1つのモニターだけで2つウィンドウを開いて行うのでもできるのですが、全画面表示というのはかなり安定して作業ができることもあり、効率が違います。

 

2. データの比較

 2つのモニターがあると、データを比較する作業が非常に簡単になります。一つの画面には元のデータを表示し、もう一つの画面には変更後のデータを表示することで、一目瞭然に違いを確認することができます。
 トレーダーなどもマルチディスプレイ(2台以上の複数のディスプレイを使うこと)環境で作業することが多いようですよね。それはデータを広げてみられるからですね。

 

3. プレゼンテーションの準備などインプットとアウトプット同時の作業

 プレゼンテーションを準備する際にも、デュアルディスプレイは大いに役立ちます。一つの画面でスライドを編集しながら、もう一つの画面でリサーチを行ったり、参考にする資料を表示したりすることができます。

 こういった、インプットやまとめ作業と、アウトプット作業を同時にするときにはデュアルディスプレイはとてもよい環境です。

 

4. コーディング作業などタイプ作業の効率化

 プログラミングを行う際にも、デュアルディスプレイは非常に有用です。一つの画面でコードを書き、もう一つの画面で実行結果を確認したり、API のドキュメンテーションを参照したりといったように、役割をわけて快適に作業することができます。

 

 といった利点があり、私もすでに10年以上、デュアルディスプレイ環境以外では作業していない状況です。

 実際、マイクロソフトに所属する研究者の研究ではデュアルディスプレイで生産性が 9%~50% 向上したとの結果も得られているそうです。(生産性は1つの画面の方があがるよ、という主張もあり、集中力などから検討している研究もありますが…)

 

 

デュアルディスプレイ環境の作り方

 環境を作ることは実は難しくありません。パソコンに複数の画像出力ポートがあることが前提になりますが、無ければ部品を買い足すことで実行可能であることが多いですね。

 一般的に、最近のパソコンには HDMI や Displayport などで複数の画像出力ポートがあると思いますので、それを利用するのが一番早いです。USB type-C でもできてしまうことがあります。

 手順は以下の通り。

 

  1. ディスプレイを買う
  2. ケーブルを2台のディスプレイにつなぐ
  3. パソコンで設定する

 

これだけです。

 

ディスプレイの選定

 どのようなディスプレイをデュアル用にするのがよいかは悩みどころではありますが、基本的に2台のディスプレイを揃えて使うのが一番シンプルな方法です。大きさが揃っており、かなりシームレスに近い作業ができることが利点ですね。

 それ以外には、片方のディスプレイをピボットといって縦にしてしまう方法もあります。これはコーディングや文書を長く打つ人には良いでしょう。

  その他、マルチディスプレイ、縦2台置き、変形ディスプレイなど応用は沢山あります。

 

 これから2台ともディスプレイを揃えるのであれば、予算が倍になりますので、そこを考慮するのがよいと思います。

 

 ある程度お勧めできるのは 23.8 インチで、ベゼル(周辺の枠)がほとんどないものを揃えて買うことです。これが基本形だと思っています。

 

ケーブルを買う

 たいていはディスプレイに附属してきていますので、そのケーブルを使うのがよいでしょう。HDMI や displayport であれば 2台出力は全く問題がないことが多いです。自身のパソコンの出力端子にあっているものを選びます。

 ハイスピード対応のケーブルにしておけばよいです。

 

 

パソコンの設定

 パソコンでの設定は、Windws ではデスクトップ上で右クリックをしてでてくるニューから「ディスプレイ設定」の項目で行うことが出来ます。直感的にできるもので、難しくはありません。

 

 

モバイル環境もマルチディスプレイにしてしまう

 ここからは応用編です。自宅や職場のパソコンをマルチディスプレイにするだけには飽き足らず、私はモバイル環境(ノートパソコン作業)もマルチディスプレイにしています。

 持ち運びでは 2つ手段があります。

 

  1. ポータブルディスプレイを買い足す
  2. トリプルディスプレイセットを買う

 

ポータブルディスプレイを買い足す

 これについては、以前に別のポストを書いています。
 簡単に言うと、持ち運べる小さな(-15.6インチぐらい)モニターを買い、外付けにして、ノートパソコン本体とのデュアルディスプレイにするというものです。薄くて軽いものがお勧めです。

 ディスプレイには以下のようなものがあります。

 

トリプルディスプレイセットを買う

 ノートパソコンの背中の部分に取り付けてディスプレイを3画面にしてくれるような、そういうモバイルモニターもあります。これはちょっと重くなりますが、かなり作業効率は上がります。

 

 

 これらにくわえて、ノートパソコンを家でもメインパソコンとして使っている方は、HDMI出力などで固定ディスプレイに出力させてデュアルディスプレイ環境を整えることが出来ますね。その際には、ドッキングステーション(type-c などで簡単につなげるもの)の活用がお勧めです。

 

 

まとめ

 作業効率についてのメリットを考えると、デュアルディスプレイの導入は、非常に効果的な手段であると言えます。特に、マルチタスクが多い方や、データの比較作業を頻繁に行う方にとっては、その効果は大きいでしょう。

 デュアルディスプレイの導入により、あなたの仕事の効率が大幅に向上することを強くお勧めします。一度試してみてはいかがでしょうか。